第101回選手権大会準決勝の勝利予想
準々決勝の予想は1試合しか当たりませんでしたが、ここまでくると実力拮抗したチーム同士の戦いが続いており、正直自信度もほとんどない予想ですのでご容赦を…。
さて、懲りずに準決勝の予想です。
履正社ー明石商
今大会冴え渡る狭間監督の采配ですが、最後に相手より一点勝ってればいいと徹底したゲームプランを遂行してみせた八戸学院光星戦はこれまた見事でした。
中森登板をギリギリまで我慢することで目一杯の投球を引き出し、一点のリードを見事に守りきる。監督が100人いたら99人がもっと早く中森に継投させていたのではないでしょうか。
個人的な評価軸になりますが、甲子園の上位で同地区対戦になる場合は格上校が有利という持論があります。今年のチームでいえば、秋季近畿大会で準優勝、センバツでベスト4の実績がある明石商をやや上と見ています(履正社は秋季近畿大会ベスト4、センバツは初戦敗退)。
試合巧者の関東第一を力づくでどっしり寄り切った戦いぶりには恐るべきものを感じさせられましたが、大阪大会でも何試合かあったように、大型チームゆえにふとエアポケットにはまる展開が十分ありえるでしょう。まして、隣県のチームをよく知る相手だけに研究しつくされている可能性も考えられます。
明石商は満を持して中森と思いきや、準々決勝と同じような順でもう少しタイミング早めの継投をしてくる気がしているんですが、その場合いかにいい形で中森まで繋げるか、その策にも注目したいところです。
明石商の勝ちを予想しておきます。
中京学院中京ー星稜
智弁和歌山戦の反動が心配されたのもどこ吹く風とばかりに、エース奥川を温存(とこでブルペンで投げさせていたのは全く余計だったのでは…)、当たりの少なかった主軸を含めて打線好転、甲子園初先発の今井起用が当たって大活躍、とこれ以上ない準々決勝の戦いを見せた星稜。
激闘を乗り越えて完全に上昇気流に乗った感があり、甲子園の神様が今年は星稜・奥川に微笑み始めた気配すら感じさせる内容でした。
特に夏の甲子園大会で言えることですが、技術や能力云々ではなく、言葉では説明のつかないこのような推進力に乗ったチームは強い。
中京学院中京は、総力を尽くした柔軟な継投で試合の流れを呼び込む橋本監督の采配、神がかった終盤力も驚異ではありますが、まだ余力十分の奥川相手にあのレベルの攻撃を再現するのはかなり厳しい印象です。
ここは星稜が勝利するのではと考えます。