第80回センバツ優勝予想(1)
いよいよ今週末にセンバツが開幕します。
待ちに待った組み合わせも決まったことですので優勝予想を行いたいと思います。
予想方法はリスペクトするここあ・。・ネット(旧・玄人の館)方式に倣い、組み合わせを8つのブロックに分けてベスト8を予想、およびその中から最終的に優勝すると思われるチームを1〜3校まで(◎○▲)挙げるというものです。
サウスポーの台頭
これは過去5年間のセンバツベスト4の中で、主戦級の左投手を持っていた学校です。
左投手の存在比率からして(確たる統計は知りませんが)、20校中11校というこの数字は極めて高いものだと言えます。
戸狩(常葉菊川)、土屋(横浜)、萩野(東北)、三村(履正社)、南野(明徳義塾)、田村(慶応)、山田(敦賀気比)・・・この近年の流れを象徴するかのように、今年は評判の左腕投手が顔を並べています。
打撃がピークを迎えるのは夏で春は投手優位、まして基本的に打者が絶対的に対峙する経験が少ない左投手は打ちにくいという事実。
まずこの前提を抑えておいて損はないでしょう。
優勝に足る学校
優勝校を見定める際の私の代表的な判断基準を上げておきます。
- 鍛え上げられていること
どれだけ鍛え抜かれているか。春だと技術>体力>精神、夏は精神>体力>技術、という優先順位が付けられます。
- エース、もしくは試合の要所を務める主戦級投手に存在感、品格があること
例えば去年だと、常葉菊川・田中には存在感、熊本工・隈部にはかなりの品格を感じました。
- チームの戦いぶりから頂点へ突き進む推進力が感じられること
一試合、二試合見ていると優勝する学校が発する独特のオーラが見えてきます。
- 旗を持つに相応しい主将がいること
閉会式の画まで考えて甲子園の神様はストーリーをまとめますので、優勝旗が似合う首相を有することは重要です。
- 学校力
偏差値とか部活動が盛んとかいうのではなく、漂う気品のようなものです。
- 監督力
高校野球の大前提としてチームが強くなるかどうかの大部分はここで決まります。
- 強い勝ち方ができること
強いチームは、10-0で勝てる試合でも7−3とか6−1あたりでまとめるという勝ち方を知っていたりします。
- 負けを意識するような厳しい試合を経験していること
こういう試合を乗り越えると確実に逞しくなるし、一気にチームの結束が高まります。
- 勝利に対してひたむき、もしくは執念を感じられること
へらへらしていたり舐めくさっていたりするのは論外、出場で満足というのも駄目なパターンです。
- 甲子園を味方に付けられること
甲子園は意外とミーハーで、正義の味方が好きです。観客を巻き込んだ時の試合の流れを変えるのは容易ではありません。
これらのうち、大会に入って実際に試合を見てみるまではつかめない要素も結構あるので、事前の予想の難しいところです。この項目を全て満たしている必要はなく(そんなチームがあれば間違いなく勝つ)、満たしている数が多ければ多いほど有力と判断できるということです。
眠くなってきたので、また明日に続きます。