高校野球ブログ~KNOCKOUTMARCH!~

高校野球に関する戯言を綴ります。

第80回センバツ11日目雑感

聖望学園−平安

始めの試合を見た後から感じていました。本命こそ打ってしまったが平安はさして強くないなぁと。ただ試合を重ねる毎に発散されるようになる優勝すべきチームのオーラや、学校の歴史的背景でムードが高まっていくことを期待していましたが、それも成らなかったようです。最後まで戦いぶりはベスト8クラスのチームそのものでしたし、ラスト平安の掛け声は一日でも長く生き延びたいという消極的な目的にしか置き換わっていなかったように見えました。

長野日大千葉経大付

昨年の大垣日大といい長野日大といい、新興勢力のこういった強さは予測を付けるのが難しい。基本と個性とをバランスよく組み上げたこういうチームを作れるのはさすがベテラン監督の成せる業なんだろうなぁという印象。

聖望の大塚、千葉経済の齋藤のマウンド上の表情は対照的でした。大塚は、雰囲気を和らげるとかリラックスするとかいう理由で無理に笑おうとするのならやめた方がいい。品の無い笑いは気合も入らないし、観ている側には不快に思う人間もいるだろうし(私のように)。齋藤は笑顔を見せない投手で、ピンチを脱したときの気合もいい。元の顔はヤンキー兄ちゃん風だがマウンドの所作を見ていると、いかにもエースらしい品格を感じるようになってきた。