高校野球ブログ~KNOCKOUTMARCH!~

高校野球に関する戯言を綴ります。

第80回センバツ1日目雑感

大会ガイド誌やスポーツ紙などで概ね上位とされていた側の学校が全て敗れた1日目。野球自体の上手さ、選手の素材の良さだけで勝負は決まらないことを証明するような3試合でした。

駒大岩見沢−成章

板木が荒れていたせいで、いつかは成章返せるわという空気が感じられましたがまさにそんな試合展開。毎回のようにいくら打てても必ずどこかに隙がある野球をする駒大岩見沢は、根本的な何かを変えないと駒大苫小牧にはなれない。でもそんな駒岩好きですけど。

東北−北大津

北大津のリベンジマッチとして組まれた時点でこうなる流れだったのでしょう。強力打線という情報が先に頭にありましたが、エース川合の斎藤佑樹風の安定したフォームとスライダーの軌道の方がより印象的。

一昔前、同じ滋賀の近江はどうせすぐ負けるとこねというイメージしかありませんでしたが、時間をかけ夏準優勝などの経験を経て、あのなかなか手ごわいところねとイメージを高めてきました。北大津も同様のプロセスを辿っていますが、この試合が自身のランクを一つ高めるターニングポイントになったような気がします。

安房−城北

全体的に押されながらもじっと耐え、スタンドの応援、ファインプレーの連続でムードを盛り上げ、ワンチャンスをものにして競り勝つという安房最高の試合展開。チャンスを逃す城北には悲壮感が漂っていたのが対照的でした。せっかくあれだけの集客があるのに安房に今一つまとまれる応援が無いのが残念。チャンスの時にこれという応援で球場を支配できるかどうかは重要。