第80回センバツ6日目雑感
昨晩は完全に力尽きてしまったため、一日遅れで6日目の振り返りを。
平安−成章
いよいよ登場した◎の平安ですが、あれ、原田監督メガネ?しかも赤系フレームのおしゃれメガネ(笑)選手が大事な場面で力抜けるので外しとくことをお勧めします。
内容としてはまともに手強い成章相手に、がっぷりまわしを取って寄り切るなかなか良い勝ち方をしたと思います。ただ優勝まで突き抜ける強さは正直感じませんでしたが・・・まあ押し出されて最後まで残るというパターンもあるので分かりませんね。平安の空気を醸し出す選手たちの佇まいは好印象。
一番気にしていたエース川口ですが、個人的なチェックポイントはどこまで服部のオーラを継承しているかということだったので、垢抜けなさが残る少年っぽい感じとかどことなくぎこちないフォームとか見る限りまずまずといったところ。3回戦以降でもっとガツガツした感じとか泥臭さが出てくるともっと良くなるでしょう。
横浜−北大津
まさかここまで早く負けるとは思いませんでしたが、http://d.hatena.ne.jp/knockoutmarch/20080319/1205952975:優勝予想の時に思った危惧がそのまま出た印象はあります。これは松坂の代が出るまで横浜史上最強と言われた紀田、斉藤、多村らがいた世代の戦いぶりですね。待たされた側と勢いがついた側の典型的パターン(プロ野球のCSと同じ)だったり、2強の前評判を意識し過ぎたこともあるだろうし、近いブロックに入り対常葉戦が目先にあったこと、さらにその常葉が先に勝っていたことなど・・・いろいろな要因があるでしょうが、これらの多くはいわば精神的なもの。間違いなくトップレベルの技術を持ってしても、高校野球での強さとはイコールでないということが示されました。そんなことは百も承知であろう渡辺監督が夏までにチームをどう立て直すか手腕が問われます。
初戦後も言ったようにこれで北大津は確実に昇級を果たしました。今後、組み合わせ抽選会で北大津を引いても「ラッキー!」という反応を示すことはできなくなります(その年の戦力の如何に問わず)。