第80回センバツ7日目雑感
中京大中京−明徳義塾
こういう試合は負けるのが明徳のカラーだったんですが、一度落ちるところまで落ちて生まれ変わったのかどうか。そういう意味では確かに今年は負のオーラが感じられず、馬淵監督はこれまでの明徳臭さをきれいに掃除してきたチームを作ってきた感がある。次の相手は沖縄勢、若き比嘉監督とバリバリに正のオーラを放つ沖縄尚学。注目の一戦だ。
鹿児島工−平安
平安に風が吹いたかもしれない。
こんな試合を見せられるといやが上にも2003年夏の東北戦*2で経験した口惜しさを思い起こさざるを得ない。私がそうなのだから、原田監督、選手たちも当然その思いはあるでしょう。今退会はその東北も、以前一蹴した北大津に返り討ちに合うなど、因縁めいた空気も漂っています。試合間隔が詰まっている一抹の不安もありますが、原田監督はそこも意識して計画的な継投を行っているように見えます。勝ち上がった時にその効果が出てくるはずです。
平安推した手前こんなことばかり書いてますが、鹿児島工はいいですね。内村が良いだけでなく、野手たちが一昔前の実業系学校が持っていた野生味を持っていて逞しく見える、今時少ない貴重なチームです。