高校野球ブログ~KNOCKOUTMARCH!~

高校野球に関する戯言を綴ります。

第80回センバツ14日目雑感

聖望学園沖縄尚学

得てして決勝戦はこうなるケースが多いので大差になったこと自体何も不思議に思うことはありませんが、それでも10回やれば7、8回は尚学が勝つ位の力量差はあるようにも思います。

東洋大姫路をうっちゃった試合は場内の雰囲気にも後押しされ神がかった感がありましたが、明徳、天理を立て続けに寄り切った試合など振り返ると文句の付けようはありません。優勝校に相応しい戦いだったと思います。

大会前資料を見る限り、東浜は顔も幼いし体も細いしで最後まで勝ち抜く強さのある投手には見えなかったのですが、マウンド上でのエース然とした佇まいや攻撃的な姿勢には良い意味で裏切られました。控えの上原は制球定まらず大荒れに終わりましたが、確かに左右の両エースという評判通りの力はありそうで、3試合に1試合は上原で取れる位の安定感さえ増せば夏も面白い存在になりそう。そういえば前回優勝時も左右2枚が良く機能してましたね。

沖縄尚学で非常に好感が持てたことを一つ。

最近の優勝チームはマウンド上に集まり一本指をかかげ合うのがすっかり定番になっていて*1、個人的にあれを見るとせっかくの場面が興醒めしてしまうのでいいかげん何とかならないものかと思っていたのですが、放送を見ている限り今回はあれをやっている選手がほとんど目に付きませんでした。流行りものに流されないそのスタイルに拍手。

*1:あれは駒大苫小牧から始まったんですかね。発祥チームがやる分には何とも思わないのですが・・・。